<チャートと背景>(Part3)
(とりあえず、ここは、「証券マン」「業務用」の方、先を急ぐ方は飛ばした方が無難。「本題」は後の方)

先日、あれこれと、「チャート」云々について書かせて頂いたのだが、書き残しもあるので、この際、書かせて頂くとして、
昨日、気ずかれた方は気ずかれたとは思うのだが?
「相場」と「投資」を分けて扱っている事を、
本来、「投資」に相対する言葉は「投機」であって、「相場」という言葉に両方が含まれているト言うのが、一般的な使い方の様な感じがする。
しかし、個人的には今のマーケットにおいては「相場」と言うのは「投機」という語彙を意味するとした方が、私的には何か、しっくり来る様な気がしてならない。
まあ、これは良いのだが、最近頂くメールや、御質問には、必ず「短期」なのか?「中長期」なのか?、各人の方針に、、、、、、、と書く事にしている。
それは、何故か?
冒頭に書いた、「投資」と「投機」の区別に対応するからである。
一昔前までは、やや、その区別が曖昧であった様な両者であるけれど、「ネット取引」の拡大と浸透によって、より、「同時制」「共時制」が進んでしまって、今や、完全に峻別されていると言って良い。
そう言う中で、「投資」と「投機」のどちらに、自分は拠って建つのか?
それが明確に分けられて、その立場を吟衿出来る事、出来ない事は、昨日の様な「急落」と言った突発的な事象にぶつかった時に、その命運を分ける事なってしまう。
昨日の「急落」で、追証になったもの、ポジションを閉じたもの、平然としている者、様々だろう。
しかし、はっきりと言えるのは、「その行動」が自分の確信に基ずいて、やっているのであればともかく、それを意図してやっていないのであれば、今後はその行動や、考え方は改めた方が良いと思うのである。
人間は弱いものであるから、例え、当初は「長期の方針」で持続と思っても、目先の利益が出れば、それを確保する動きになるのが常である。
しかし、後で、その銘柄が、自分の売却した後、急騰したり、上げ続けたりすると、「しまった!?」と
勿論、命の次に大事なお金であるから、状況に応じての対応は必須であろうが、
多分に、それが、「しまった!?」となるのは、最終的に「腰が座っていない」と言う事でしか無い。

「短期」と「中長期」どちらが利幅が大きいのか?と言えば、それは書く迄も無い。
だからこそ、それが実戦しえた人に世情は、惜しみ無い賞賛を与える。
有名所では、「ウヲーレン=バフェット」等が、上がるだろうが、
あえて言わせてもらえば、彼が、今の世の中で、名声を欲しいままにしているのは、単に、「米国」の調子が悪い時期に持ち始めた「コカ=コーラ」が、その後の「米国の金融政策」の恩恵を受けたに過ぎない。
それまでの「ウオール街」では、「ジャンクボンドの帝王:マイケル=ミルケン」や、「TWAを乗っ取った:カール=アイカーン」「ナビスコを解体した:KKR」等の、いかにも”狩猟民族”らしい「投機屋」が評価を集めていたのであるから、いかに評価の軸が変わったと言う事ではないだろうか?
無論、その「株高政策」と言う「時の流れ」を読み、実際に実践をしてのけた「バフェット」は、独りの偉大な英雄であると言って良いだろう。
だからこそ、人はその後ろ姿から、「長期投資」と言うのを「成功」の一つの形として、捉えるかも知れない。
しかし、「長期投資」「長期投資」と言っても、「ITバブルの時」「90年代バブルの時」での「長期投資」は、どうなっただろうか?
それは、言う迄も無い事で、何が敗因か?と言えば、
1)「時の味方(見方)」を得なかった。
2)「自分の投資対象に対する調査、分析の程度」
と言うのが、主な事ではないだろうか。
1)に関して、「バフェット」が何をコメントしているのか?は私は残念ながら知らない、(今の時点で私は「バフェット」を読むつもりは無い)
2)に関しては、「自分の知らない銘柄(セクター)を買うな」と言う有名な発言がある。
この発言は、非常に重いと思う。
例えば「銘柄の相性」と言う事がある、「相性の良い銘柄」は何度売り買いしても、殆ど間違いが無いと言う事は良くある事だが、そう言う銘柄であれば、その銘柄に関して、何くれとなく関心を払って、それなりに「その銘柄の業績」を始めとして、「セクターの位置付け」「今の現状:今後の状況:過去の状況」等々、自然と分かって来る。
これは、これで、立派な「分析」に値するのではないか?と思う。
勿論、「四季報」レベルで十分と言う方もおられるかも知れないが、「四季報」が今や、「死期報」なのは、笑えない冗談であって、「回復:」等と書いてあっても「倒産」と言う事例は数限り無い。
それは、「自分の大切な財産」を投入する以上、”愚行”と言う事になる。
そうなると、結局は、自分が精通している「業界」や、携わっている「業界」に関する「銘柄」しか売買出来ないでは無いか?と言う事になってしまう。
だが、極論すれば、それこそが、「長期投資」と言う事なのでは無いかと思う。
「長期投資」と言うのは、目標の「年月」「価値の実現」迄、延々と起こりうる、様々な事象に対応して初めてたどり着ける”場所”であって、そもそも、そこに「辿り着ける」事だって怪しいものがある訳だから、
それは、当然、得られるものは、「莫大」なモノだろう。
だからこそ、その「長き旅」に出発する、或いは、進んで行くには、「自分の目指す方向性」に関しての「知識」「経験」を無しに進んで行く事は出来ないと思う。
先の、1)「時の見方」、云々は、これは自分ではどうしようも出来ない部分だろうが、2)に関しては、”自分”しか出来ないと言える。
まあ、色々と偉く語択を並べたものだが、昨日の様な局面に出くわすと、「今日は大きく下げちゃった、でもまあ、良いや、中長期で持つつもりだったし」と言う表現にまみえる事がある。
あく迄、個人的な”感想”だが、それは、「短期」は駄目だったので「中長期」です、として、「中長期」を次善の代替策の様に言っている様に聞こえる。
しかし、「投機」は駄目だったので「投資」ですと言うのは、「陸上用」を「海上」で使う位に妥当する領域を間違えている。
そして、「間違えている」と言う事は、余程の事が無ければ、「正常な軌道」に戻る事は出来ないと言う事を認識すべきだろう。
つまり、「損害の回復」には容易で無い事になって、その人の「財産」や「行動」を縛る事になって来る。

こういう事を、ズラズラと”海原雄山もどき”に書いていると、「何様?だ」と思われそうだが、
「株式市場」と言うのは、「学校」や「会社」と言った「場所」とは全く異なった次元で動いている所であって、”初心者”であるからと言って、「手加減」は全く無い所だと言う事を認識して参加しないと、
「金銭」と「時間」の奪い合いの場であるのだから、直ぐに「退場」の憂き目を見る事になってしまう。
「一敗地にまみえる」の”戦場”で、皆、真剣に勝負をしているのだから、そこで、少しでも長生きをしたければ、せめて、自分の「軍隊」に対する基本方針はしっかりと選定しておくべきだろう。
”死体としての英雄”であれ、”生きての英雄”であれ、自分の方針を持たないモノに、”時”は味方しない。
それは、「宇宙」や「時間軸」が無機質的なものであっても、それを最終的に「動的」ならしめているのは、そこに集うモノの「集合意識」であるから、そこは確と認識しておくのが良いと思う。。。。。


さて、色々と書いてしまったが、結局何が?と言う事になるのだが、
本当に「長期」での「投資」を考えていると言うのであれば、こういう方のサイトを観て、御自身の「スタンス」を見直して見て下さい。と言う事です(笑)

:「Pomfiの株式レポート」

残念ながら、私は、「長期」のスタンスで、「株式」を扱う事は出来ないし、
だからこそ、この方の「卓越した思考、行動」を見て、ややもすれば、独善的になりがちな株の世界での「思考判断」の修正や、「拠って建つ立場の違い」から得られる着想を取り込んでいるので。
(尚、「バフェット」に関しては、当サイトの「相互リンク」の「ようの長期思考」様が、良くその考え方を端的にまとめておられます。)


<本題>
まあ、先日の「イレギュラーな動き」が先物主導である事は疑いが無い訳で、
これが、まさに”SQ”特有の恐ろしさと。
色々と分かっている事を集めて行くと、「インド=スエズ」「岡三」の両証券が、先日、先物市場で大体の決済を行っている事や、今日の寄付きの先物の動向から、
”SQ”向けの動きはほぼ、終了したと言うのが大勢でしょう。
ですから、「今日始まる米国の動き」を後講釈的に捉えての”駄目押し”があるかどうか?はともかく、これ以上の下値を出して行く事は難しいでしょう。
では?、即反転となるのか。昨日書いた様に「15、16日の会議の存在」や、今日の「後場」に見られた「新興市場」の崩れ等の事があるので、もう少し、時間が必要とは観ますが、
この”SQ”向けに「叩く為の道具」になったセクターは、動くと思われます。
まあ、それが何か?は、「オーソドックス」な所と言う事で。


マエストロの株式ボナセーラ




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