さて、今日は「UFJ信託」が「住友信託」に売却された事を背景に”前場”は上げを加速させていた訳ですが、
個人的には「信託売却」は、ひとつ重要な意味が有る為、考えて行ってみたい。
俗に「金融危機」と言われたのは、”1998年の住専”、”2003年の竹中ショック”、辺りと言う事になる訳だが、本当の意味で金融機関が「倒壊」するか否かが問われていたのは、”1998年”
この時は、「長銀」「日債銀」が消滅をした訳だが、他の「かなり問題のあるとされる銀行」は、”株価”こそ低迷したものの存続して行く事になった。
これらの事を、「財閥系」のバックがある無いとか?
「長信銀」の役割が?
と言う事が言われたが、
あく迄、”個人的な見解”である事をお断りしておくが、私は「信託部門の有無」が明暗を分けたのではないのか?と考えている。
当時は、「ITバブル以前」の状況で、「1980年代バブル」の後の処理がどうなる?と言う事が言われていた時代であったが、
その「負の遺産」として、密かに言われていたのが、「特金」「ファントラ」
「特金」は特定金銭信託。「ファントラ」はファンドトラストの略称であるけれど、
いずれも、バブル期に企業から「財テク」の為の資金と称して高利回りを謳って集めたものであるけれど、
その「存在」や「中身」は別にして、 「特金」には、非常に重要な意味がある。
それは、「匿名性」
これを理由に様々な資金が出入りするのが「信託」の最大の強みである訳だが、これを最大限に生かしているものがある。
そう、「PKO」の存在。
「PKO」に関しては、「80年代バブル崩壊後」に始めて行われ、「山崎政調会長:株価期末18000円説」等に代表される訳だが、
御承知のトウリ、「焦げている」(と言われている)
この「信託部門」が「金融当局」からの”縛り”、”監視”を逃れ、
「外資」などに渡るとすれば、どう言う事になるだろうか?と。
特に、何かを勘ぐる必要も無く、計数に厳しい「外国」の事、そういった「特金」の事情や背景が白日に晒されて行く事は疑いがないし(また、その過程で当然マスコミもゴミの様に群がる)
何よりも「焦げている」と言う事がどう言う事態を引き起こすのかは明らか。
そう言う事から、「信託」は「生き残り」、代わりに「長信銀」をね?
と言うのが、シンプルな1998年の10月だった様に思う。

さて、ここ迄来て、”はっ!”と思われた方も多いとは思う。
「信託部門」の存在こそが「内国銀行」としての”存続条件”であるならば(何故「りそな」は生き残ったのか?)
今回の「UFJ信託」の「分離切り離し」は、「外資銀行」へと言う、巷間言われているシナリオへの布石と見る事も出来る。
「ブラックボックス」を「白日」の元に晒すのは、「国威に関わる」、いや、そう言う国家の機密が明らかになるのは困ると言う事は、如何に”米国の信託統治領”の我が国でも困る訳で、
その部分は、「内国」にお任せ下さいと言う事で「住友信託」へ。
そして、本体の綺麗な部分は「お持ち帰り下さい」と。。
実際に、「UFJ」が今後どうなるのか?は定かでは無いのだけれども、
最大限の憶測を交えて言うならば、
かってから言われている様に「公的資金」を投入して「国の監理を強める」
乃至、「外資」に「転換社債発行」と、いずれかの方法が取られて行く可能性は非常に高いのだろう。
まあ、「UFJ」が、外資に「お持ち帰りされる」事の是非はともかく、
問題は、その手法と言う事になろうか?
別に「UFJ」だけが「ババを引く」のであればともかく、また、”2003年”の1月、2月の再来をやられても困るので、その辺の所を見守って行きたい訳だが、
「外資」にも「売り方」「買い方」いずれかのスタンスでドンパチやるのは昔からだが、
2月以来の「UFJ報道」を始めとしての、一連の動きや、連休明け以降の、「売り叩き」や、今日の後場寄りの「フィッチの格付け」等、
この「UFJ」を巡っては、まだまだ、一波乱、二波乱、出て来そうなので、
「:正直、だれかにババを掴ませるのは構わないので、お願いだから、高値誘導で決着を付けて下さい」と、お星様にお願いせずにはおられない。


マエストロの株式ボナセーラ




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